
宮崎県感染症発生動向調査2018年第39号
第20巻第39号[宮崎県第39週(9/24〜9/30)全国第38週(9/17〜9/23)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第39週の発生動向
全数報告の感染症(39週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核2例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:日本紅斑熱1例、レプトスピラ症1例。
- 5類感染症:百日咳3例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜39週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は662人(定点当たり22.5)で、前週比95%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は水痘と流行性角結膜炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病である。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】
報告数は319人(9.1)で、前週比106%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(5.8)の約1.6倍である。日南(27.0)、小林(11.0)、日向(9.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が約4割を占めている。
【RSウイルス感染症】
報告数は131人(3.7)で、前週比76%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(3.1)の約1.2倍である。日南(11.3)、小林(4.7)、都城(4.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は2歳以下が約9割を占めている。
【ヘルパンギーナ】
報告数は58人(1.7)で、前週比106%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(0.81)の約2.1倍である。延岡(6.0)、日南・中央(各2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6か月〜2歳が約8割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値
基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患
全国2018年第38週の発生動向
全数報告の感染症(全国第38週)
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比86%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特にない。減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。
RSウイルス感染症の報告数は6,605人(2.1)で前週比86%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約1.5倍である。香川県(5.6)、徳島県(5.4)からの報告が多く、年齢群別では2歳以下が全体の約9割を占めている。
伝染性紅斑の報告数は881人(0.28)で前週比88%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.16)の約1.8倍である。宮城県(1.5)、神奈川県(0.97)、東京都(0.85)からの報告が多く、年齢群別では3〜6歳が全体の約6割を占めている。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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