第20巻第47号[宮崎県第47週(11/19〜11/25)全国第46週(11/12〜11/18)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
定点医療機関からの報告総数は705人(定点当たり23.8)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと流行性角結膜炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘である。
【感染性胃腸炎】
報告数は433人(12.4)で、前週比97%とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値*(12.8)とほぼ同率である。小林(29.3)、日南(19.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約5割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比104%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は水痘と咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎とRSウイルス感染症である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は7,660人(2.4)で前週比100%と横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(2.1)の約1.2倍である。鳥取県(4.3)、福岡県(4.2)、北海道(4.0)からの報告が多く、年齢群別では4〜7歳が全体の約5割を占めている。
伝染性紅斑の報告数は1,921人(0.61)で前週比95%とほぼ横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.23)の約2.7倍である。宮城県(4.3)、新潟県(1.6)、東京都・神奈川県(各1.5)からの報告が多く、年齢群別では3〜6歳が全体の約6割を占めている。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値