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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第3号

第21巻第3号[宮崎県3週(1/14〜1/20)全国第2週(1/7〜1/13)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第3週の発生動向

全数報告の感染症(3週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病1例。
  • 5類感染症:ウイルス性肝炎1例、劇症型溶血性レンサ球菌感染症2例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、百日咳5例。


全数把握対象疾患累積報告数(2019年第3週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は3,808人(定点当たり75.4)で、前週比111%と増加した。なお、前週に比べ増加した疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は水痘である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は3,187人(55.0)で、前週比124%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(45.0)の約1.2倍である。高千穂(83.5)、小林(69.6)、中央(67.5)、都城(65.7)保健所からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約5割を占めている。

【感染性胃腸炎】
報告数は405人(11.3)で、前週比90%と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(12.0)の約0.9倍である。小林(22.3)、中央(21.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では1〜2歳が全体の約3割を占めている。


*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第2週の発生動向

全数報告の感染症(全国第2週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比231%と増加した(年末年始含む)。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザ、伝染性紅斑及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は特にない。

インフルエンザの報告数は190,527人(38.5)で前週比236%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(18.5)の約2.1倍である。愛知県(75.4)、熊本県(58.8)、岐阜県(54.0)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約4割を占めている。

伝染性紅斑の報告数は3,147人(1.0)で前週比263%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(0.28)の約3.6倍である。宮城県(5.6)、新潟県(3.3)からの報告が多く、年齢群別では3〜6歳が全体の約6割を占めている。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は6,619人(2.1)で前週比256%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約1.2倍である。石川県(5.1)、鳥取県(4.5)からの報告が多く、年齢群別では4〜7歳が全体の約5割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第3週、全国第2週(再掲)》

県内第3週インフルエンザ発生動向

2019年1月14日〜1月20日までの1週間で3,187人(55.0)の報告があった。前週の約1.2倍と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(45.0)の約1.2倍である(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の24%、5-9歳が26%、10-14歳が17%、15-19歳が5%、20-59歳が20%、60歳以上が8%を占めている(図3)。

全国第2週インフルエンザ発生動向

2019年1月7日〜1月13日までの1週間で190,527人(38.5)の報告があり、前週の約2.4倍と増加した。愛知県(75.4)、熊本県(58.8)、 岐阜県(54.0)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の20%、5-9歳が22%、10-14歳が12%、15-19歳が5%、20-59歳が30%、60歳以上が11%である。

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