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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第5号

第21巻第5号[宮崎県5週(1/28〜2/3)全国第4週(1/21〜1/27)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第5週の発生動向

全数報告の感染症(5週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:梅毒1例、百日咳4例。


全数把握対象疾患累積報告数(2019年第5週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は3,449人(定点当たり72.0)で、前週比91%と減少した。なお、前週に比べ増加した疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と流行性角結膜炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は2,760人(47.6)で、前週比86%と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(47.1)とほぼ同率である。都城(61.3) 、中央(59.5)、宮崎市(56.1)保健所からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約5割を占めている。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は133人(3.7)で、前週比140%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(2.2)の約1.7倍である。小林(9.3)、高鍋(7.5)保健所からの報告が多く、年齢群別では3〜6歳が全体の約6割を占めている。


*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第4週の発生動向

全数報告の感染症(全国第4週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比106 %と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は水痘とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は手足口病である。

インフルエンザの報告数は283,388人(57.1)で前週比106%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(34.0)の約1.7倍である。埼玉県(84.1)、新潟県(77.7)、千葉県(73.0)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約5割を占めている。

伝染性紅斑の報告数は2,770人(0.87)で前週比99%とほぼ横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.29)の3倍である。宮城県(4.1)、山形県(2.7)、新潟県(2.5)からの報告が多く、年齢群別では3〜6歳が全体の約6割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第5週、全国第4週(再掲)》

県内第5週インフルエンザ発生動向

2019年1月28日〜2月3日までの1週間で2,760人(47.6)の報告があった。前週の約0.9倍と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(47.1)の約1.0倍である(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の23%、5-9歳が28%、10-14歳が17%、15-19歳が4%、20-59歳が20%、60歳以上が8%を占めている(図3)。

全国第4週インフルエンザ発生動向

2019年1月21日〜1月27日までの1週間で283,388人(57.1)の報告があり、前週の約1.1倍と増加した。埼玉県(84.1)、新潟県(77.7)、千葉県(73.0)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の20%、5-9歳が29%、10-14歳が16%、15-19歳が4%、20-59歳が22%、60歳以上が9%である。

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