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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第7号

第21巻第7号[宮崎県7週(2/11〜2/17)全国第6週(2/4〜2/10)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第7週の発生動向

全数報告の感染症(7週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核5例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1例、百日咳11例。


全数把握対象疾患累積報告数(2019年第7週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,541人(定点当たり36.6)で、前週比71%と減少した。なお、前週に比べ増加した疾患はRSウイルス感染症と伝染性紅斑で、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は1,007人(17.4)で、前週比56%と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(33.5)の約0.5倍である。高千穂(40.5) 、中央(20.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約6割を占めている。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は87人(2.4)で、前週比74%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(2.1)の約1.2倍である。小林(5.3)、延岡(4.5)保健所からの報告が多く、年齢群別では4〜6歳が全体の約4割を占めている。



*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○感染性胃腸炎(ロタウイルス):宮崎市保健所から1例報告があった。0〜4歳で、病原体の群別は不明である。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第6週の発生動向

全数報告の感染症(全国第6週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比68 %と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は水痘と咽頭結膜熱で、減少した主な疾患はインフルエンザと伝染性紅斑である。

インフルエンザの報告数は129,989人(26.3)で前週比61%と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(32.4)の約0.8倍である。埼玉県(38.6) 沖縄県(35.5)、新潟県(35.4)、大分県(35.1)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約5割を占めている。

伝染性紅斑の報告数は1,813人(0.57)で前週比78%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.22)の約2.6倍である。宮城県(2.4)、新潟県(2.1)、山形県(1.7)からの報告が多く、年齢群別では3〜6歳が全体の約6割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第7週、全国第6週(再掲)》

県内第7週インフルエンザ発生動向

2019年2月11日〜2月17日までの1週間で1,007人(17.4)の報告があった。前週の約0.6倍と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(33.5)の約0.5倍である(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の26%、5-9歳が29%、10-14歳が13%、15-19歳が5%、20-59歳が19%、60歳以上が8%を占めている(図3)。

全国第6週インフルエンザ発生動向

2019年2月4日〜2月10日までの1週間で129,989人(26.3)の報告があり、前週の約0.6倍と減少した。埼玉県(38.6)、沖縄県(35.5)、新潟県(35.4)、大分県(35.1)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の22%、5-9歳が28%、10-14歳が16%、15-19歳が4%、20-59歳が21%、60歳以上が9%である。

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