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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第13号

第21巻第13号[宮崎県第13週(3/25〜3/31)全国第12週(3/18〜3/24)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第13週の発生動向

全数報告の感染症(13週までに新たに届出のあったもの)
  • 1 類感染症:報告なし。
  • 2 類感染症:結核6 例。
  • 3 類感染症:報告なし。
  • 4 類感染症:E 型肝炎1 例。
  • 5 類感染症:梅毒 2 例、百日咳8 例。


全数把握対象疾患累積報告数(2019年第1週〜13週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は714 人(定点当たり18.4)で、前週比88%と減少した。なお、前週に比べ増加した疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【手足口病】

報告数は67 人(1.9)で、前週比423%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約1.8 倍である。都城(10.2)保健所からの報告が多く、年齢群別では1歳が全体の約6割を占めている。

【ヘルパンギーナ】

報告数は320人(8.9)で、前週比100%と横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値*(11.3)の約0.8倍である。小林(23.7)、日南(19.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では1〜3歳が全体の約4割を占めている。


*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第12週の発生動向

全数報告の感染症(全国第12週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比90%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎である。
RSウイルス感染症の報告数は1,588 人(0.50)で前週比102%とほぼ横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.27)の約1.9 倍である。徳島県(2.3)、和歌山県(1.8)、山口県(1.6)からの報告が多く、年齢群別では2 歳以下が全体の約9 割を占めている。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は7,808 人(2.5)で前週比86%と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(2.3)の約1.1 倍である。新潟県(4.5)、宮崎県(4.3)、石川県(4.2)、福岡県(4.1)からの報告が多く、年齢群別では3〜6 歳が全体の約5 割を占めている。
伝染性紅斑の報告数は1,777 人(0.56)で前週比97%とほぼ横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.20)の2.8 倍である。石川県(1.7)、山形県(1.4)、沖縄県・新潟県(各1.3)からの報告が多く、年齢群別では3〜6 歳が全体の約6 割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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