所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第21号

第21巻第21号[宮崎県第21週(5/20〜5/26)全国第20週(5/13〜5/19)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第21週の発生動向

全数報告の感染症(21週までに新たに届出のあったもの)
  • 1 類感染症:報告なし。
  • 2 類感染症:結核4 例。
  • 3 類感染症:報告なし。
  • 4 類感染症:A型肝炎1 例、日本紅斑熱1 例。
  • 5 類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1 例、百日咳10 例。


全数把握対象疾患累積報告数(2019年第1週〜第21週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,058 人(定点当たり29.6)で、前週比109%と増加した。なお、前週に比べ増加した疾患は手
足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【ヘルパンギーナ】

報告数は130 人(3.6)で、前週比111%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(0.71)の約5.1 倍である。小林(10.0)、延岡(5.5)、日南(5.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では1〜2 歳が全体の約7 割を占めている。

【手足口病】

報告数は473 人(13.1)で、前週比136%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(3.5)の約3.7 倍である。中央(26.0)、延岡(23.3)、日南(19.7)保健所からの報告が多く、年齢群別では1 歳が全体の約半数を占めている。


*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
感染性胃腸炎(ロタウイルス):

報告数は1 例で宮崎市保健所からの報告であった。5〜9 歳で、病原体の群別は不明である。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第20週の発生動向

全数報告の感染症(全国第20週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比129%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎及び手足口病で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘である。

手足口病の報告数は3,048人(0.96)で前週比234%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.59)の約1.6倍である。鹿児島県(10.5)、宮崎県(9.6)、熊本県(2.9)からの報告が多く、年齢群別では1歳が全体の約半数を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930