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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第23号

第21巻第23号[宮崎県第23週(6/3〜6/9)全国第22週(5/27〜6/2)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第23週の発生動向

全数報告の感染症(23週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核8例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒1例、百日咳11例。


全数把握対象疾患累積報告数(2019年第1週〜第23週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,001人(定点当たり28.9)で、前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と伝染性紅斑で、減少した主な疾患はインフルエンザと手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【ヘルパンギーナ】

報告数は101人(2.8)で、前週比99%とほぼ横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.2)の約2.3倍である。小林(7.0)、日向(4.0)、延岡(3.5)保健所からの報告が多く、年齢群別では1歳以下が全体の約6割を占めている。

【手足口病】

報告数は381人(10.6)で、前週比94%と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(4.5)の約2.4倍である。中央(27.0)、宮崎市(15.6)、日南(13.7)保健所からの報告が多く、年齢群別では1〜2歳が全体の約6割を占めている。

 

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
報告なし。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第22週の発生動向

全数報告の感染症(全国第22週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザと伝染性紅斑である。

手足口病の報告数は6,201人(2.0)で前週比127%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.93)の約2.1倍である。鹿児島県(13.3)、宮崎県(11.3)、福岡県(7.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳が全体の約半数を占めている。

伝染性紅斑の報告数は2,226人(0.70)で前週比85%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.35)の約2.0倍である。佐賀県、長野県、新潟県(各1.4)からの報告が多く、年齢群別では3〜5歳が全体の約半数を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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