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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第25号

第21巻第25号[宮崎県第25週(6/17〜6/23)全国第24週(6/10〜6/16)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第25週の発生動向

全数報告の感染症(25週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2 類感染症:結核8 例。
  • 3 類感染症:報告なし。
  • 4 類感染症:レジオネラ症1 例。
  • 5 類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症2 例、急性脳炎2 例、播種性クリプトコックス症1 例。

全数把握対象疾患累積報告数(2019年第1週〜第25週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は688 人(定点当たり22.4)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した疾患は咽頭結膜熱とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は127 人(3.5)で、前週比112%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(2.9)の約1.2 倍である。日南(5.7)、中央(5.0)、都城(4.3)保健所からの報告が多く、年齢群別では4〜7 歳が全体の約7 割を占めている。

 

【手足口病】

報告数は181 人(5.0)で、前週比68%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(5.4)の約0.9 倍である。宮崎市(10.2)、中央(6.0)、日向(4.8)保健所からの報告が多く、年齢群別では2 歳以下が全体の約8 割を占めている。

 

 

 

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
感染性胃腸炎(ロタウイルス)

報告数は1 例で日南保健所からの報告であった。年齢は5〜9 歳で、病原体の群別は不明である。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第24週の発生動向

全数報告の感染症(全国第24週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比104%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎である。

手足口病の報告数は12,707 人(4.0)で前週比144%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約3.0 倍である。佐賀県(16.9)、福岡県(15.7)、鹿児島県(12.8)からの報告が多く、年齢群別では1〜2 歳が全体の約6 割を占めている。

ヘルパンギーナの報告数は2,885 人(0.91)で前週比163%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.72)の約1.3 倍である。佐賀県(3.4)、熊本県、大分県(各3.0)からの報告が多く、年齢群別では1〜2 歳が全体の約6 割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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