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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第27号

第21巻第27号[宮崎県第27週(7/1〜7/7)全国第26週(6/24〜6/30)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第27週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
    (全数報告の感染症)の報告が宮崎市及び日南保健所管内から1 例ずつあった。患者は60 歳代及び80歳代の男性で、いずれもダニの刺し口があった。県内での報告は今年5 例目と6 例目で、累計67 例(平成25 年3 月届出開始以降)となった。

全数報告の感染症(27週までに新たに届出のあったもの)
  • 1 類感染症:報告なし。
  • 2 類感染症:結核7 例。
  • 3 類感染症:腸管出血性大腸菌感染症22 例。
  • 4 類感染症:重症熱性血小板減少症候群2 例。
  • 5 類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症1 例、百日咳4 例。

全数把握対象疾患累積報告数(2019年第1週〜27週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は576人(定点当たり17.4)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した疾患は感染性胃腸炎と伝染性紅斑で、減少した主な疾患は手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】

報告数は242人(6.7)で、前週比115%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(7.4)の約0.9倍である。日向(9.5)、小林(9.0)、都城(8.7)保健所からの報告が多く、年齢群別では1〜3歳が全体の約半数を占めている。

【伝染性紅斑】

報告数は39人(1.1)で、前週比193%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.31)の約3.5倍である。日南(2.7)、高千穂(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では4〜6歳が全体の約6割を占めている。


*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第26週の発生動向

全数報告の感染症(全国第26週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比105%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎である。

手足口病の報告数は21,258 人(6.7)で前週比129%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(2.2)の約3.0 倍である。福井県(21.8)、福岡県(16.1)、鳥取県(14.3)からの報告が多く、年齢群別では1〜2 歳が全体の約6 割を占めている。

ヘルパンギーナの報告数は4,554 人(1.4)で前週比121%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.6)の約0.9 倍である。福井県(5.3)、三重県(3.4)、福岡県(3.3)からの報告が多く、年齢群別では1〜2 歳が全体の約6 割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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