所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第29号

第21巻第29号[宮崎県第29週(7/15〜7/21)全国第28週(7/8〜7/14)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第29週の発生動向

全数報告の感染症(29週までに新たに届出のあったもの)
  • 1 類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1 例。
  • 3 類感染症:腸管出血性大腸菌感染症2 例。
  • 4 類感染症:レジオネラ症1 例。
  • 5 類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1 例、百日咳4 例。

全数把握対象疾患累積報告数(2019年第1週〜29週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は546 人(定点当たり16.7)で、前週比100%と横ばいであった。なお、前週に比べ増加した疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症及び水痘で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】

報告数は60 人(1.7)で、前週比146%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.71)の約2.4 倍である。中央(11.0)、延岡(5.5)、宮崎市(1.8)保健所からの報告が多く、年齢群別では1 歳以下が全体の8 割を占めている。

【咽頭結膜熱】

報告数は33 人(0.92)で、前週比63%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.66)の約1.4 倍である。日南(6.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。


*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第28週の発生動向

全数報告の感染症(全国第28週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比115%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎である。

手足口病の報告数は39,913人(12.6)で前週比129%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(3.8)の約3.3 倍である。石川県(28.5)、福井県(26.4)、福島県(22.4)からの報告が多く、年齢群別では1〜2 歳が全体の約6 割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930