
宮崎県感染症発生動向調査2019年第33号
第21巻第33号[宮崎県第33週(8/12〜8/18)全国第32週(8/5〜8/11)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第33週の発生動向
全数報告の感染症(33週までに新たに届出のあったもの)
- 1 類感染症::報告なし。
- 2 類感染症:結核4 例。
- 3 類感染症:報告なし。
- 4 類感染症:デング熱1 例。
- 5 類感染症:百日咳5 例。

全数把握対象疾患累積報告数(2019年第1週〜32週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は556 人(定点当たり18.1)で、前週比80%と減少した。なお、前週に比べ増加した疾患は流行性角結膜炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と咽頭結膜熱であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】
報告数は175 人(5.0)で、前週比75%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約2.8 倍である。延岡(10.5)、日向、中央(各6.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では1 歳以下が全体の約8 割を占めた。
【咽頭結膜熱】
報告数は27 人(0.77)で、前週比44%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.59)の約1.3 倍である。日南(5.0)、中央(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では1〜2 歳が全体の約4 割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値
基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患
全国2019年第32週の発生動向
全数報告の感染症(全国第32週)
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比79%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナである。
RSウイルス感染症の報告数は5,033 人(1.7)で前週比119%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.76)の約2.2 倍である。宮崎県(6.6)、福島県(4.3)、山形県(3.5)からの報告が多く、年齢群別では1 歳以下が全体の約7 割を占めている。
手足口病の報告数は20,693 人(6.9)で前週比65%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(3.8)の約1.8 倍である。山形県(22.9)、宮城県(22.3)、長野県(21.9)からの報告が多く、年齢群別では1〜2 歳が全体の約半数を占めている。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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