
宮崎県感染症発生動向調査2019年第39号
第21巻第39号[宮崎県第39週(9/23〜9/29)全国第38週(9/16〜9/22)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第39週の発生動向
全数報告の感染症(39週までに新たに届出のあったもの)
- 1 類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核2例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症2例。
- 4類感染症:レジオネラ症1例。
- 5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒1例、百日咳5例。

全数把握対象疾患累積報告数(2019年第1週〜39週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は577人(定点当たり16.7)で、前週比75%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症及びヘルパンギーナであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
報告数は51人(0.86)で、前週比53%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.06)の約14.3倍である。小林(4.2)、都城(1.4)、中央(1.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約半数を占めた。
【RSウイルス感染症】
報告数は124人(3.4)で、前週比47%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(3.2)の約1.1倍である。中央(9.0)、高鍋(5.5)、都城(4.8)保健所からの報告が多く、年齢群別では1歳以下が全体の約8割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値
基幹定点からの報告
マイコプラズマ肺炎:日向保健所から1 例報告があり、10 歳代であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患
全国2019年第38週の発生動向
全数報告の感染症(全国第38週)
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比85%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は水痘とマイコプラズマ肺炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。
インフルエンザの報告数は5,716 人(1.2)で前週比99%とほぼ横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.12)の約9.7 倍である。沖縄県(52.2)、佐賀県(2.0)、福岡県、宮崎県(各1.6)からの報告が多く、年齢群別では10 歳未満が全体の約半数を占めている。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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