• 1 類感染症：報告なし。
• 2 類感染症：結核4 例。
• 3 類感染症：腸管出血性大腸菌感染症2 例。
• 4 類感染症：つつが虫病1 例。
• 5 類感染症：アメーバ赤痢1 例、後天性免疫不全症候群1 例、梅毒1 例、百日咳15 例。

( 　 )内は今週届出分、再掲

定点医療機関からの報告総数は624 人(定点当たり18.7)で、前週比107％と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は水痘と伝染性紅斑で、減少した主な疾患はインフルエンザとＲＳウイルス感染症であった。

【インフルエンザ】

報告数は52 人(0.88)で、前週比68％と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値＊(0.04)の約22.0倍である。宮崎市(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では5 歳未満が全体の約半数を占めた。

【ヘルパンギーナ】

報告数は73 人(2.0)で、前週比103％とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値＊(0.79)の約2.6 倍である。日南(6.0)、中央(4.0)、延岡(3.3)保健所からの報告が多く、年齢群別では2 歳以下が全体の約7 割を占めた。

＊過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

マイコプラズマ肺炎：日向保健所から1 例報告があり、0〜4 歳であった。

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比106％と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はＲＳウイルス感染症であった。

インフルエンザの報告数は4,889 人(0.99)で前週比108％と増加し、例年同時期の定点当たり平均値＊(0.13)の約7.6 倍である。沖縄県(26.8)、鹿児島県(3.9)、福岡県(2.3)からの報告が多く、年齢群別では10 歳未満が全体の約半数を占めている。

＊ 過去5年間の当該週、前週、後週（計15 週）の平均値

【宮崎県】 定点医療機関総数：13

定点医療機関からの報告総数は29人(2.2)で、前月比83％と減少した。また、昨年9月(2.2)の104％であった。

《疾患別》

• 性器クラミジア感染症：報告数16人(1.2)で、前月の約0.9倍、昨年9月の0.8倍であった。
  20〜30歳代が全体の約9割を占めた。(男性9人・女性7人)
• 性器ヘルペスウイルス感染症：報告数7人(0.54)で、前月の約0.9倍、昨年9月の約2.3倍であった。
  (男性3人、女性4人)
• 尖圭コンジローマ：報告なし。
• 淋菌感染症：報告数6人(0.46)で、前月の1.2倍、昨年9月の1.5倍であった。
  (男性3人、女性3人)

【全国】定点医療機関総数：982

定点医療機関からの報告総数は4,436人(4.5)で、前月比100％と横ばいであった。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,343人(2.4)で前月比100％、性器ヘルペスウイルス感染症853人(0.87)で前月比107％、尖圭コンジローマ538人(0.55)で前月比102％、淋菌感染症702人(0.71)で前月比93％であった。

【宮崎県】　定点医療機関総数：7

定点医療機関からの報告総数は18人(2.6)で、前月比67％と減少した。また、昨年9月(1.9)の139％であった。

《疾患別》

• メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症：報告数18人(2.6)で、前月の約0.7倍、昨年9月の1.5倍であった。60歳以上が全体の約6割を占めた。
• ペニシリン耐性肺炎球菌感染症：報告なし。
• 薬剤耐性緑膿菌感染症 ：報告なし。

【全国】　定点医療機関総数：478

定点医療機関からの報告総数は1,495 人(3.1)で、前月比93％と減少した。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,361 人(2.9)で前月比93％、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症127人(0.27)で前月比100％、薬剤耐性緑膿菌感染症7 人(0.01)で前月比100％であった。

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宮崎県感染症週報2019年第41号（PDFファイル / 613KB）

宮崎県内の患者発生状況（定点把握対象疾患（週報）（PDFファイル / 323KB）

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