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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2019年第43号

第21巻第43号[宮崎県第43週(10/21〜10/27)全国第42週(10/14〜10/20)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第43週の発生動向

全数報告の感染症(43週までに新たに届出のあったもの)
  • 1 類感染症:報告なし。
  • 2 類感染症:結核1 例。
  • 3 類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1 例。
  • 4 類感染症:A型肝炎1 例、デング熱1 例。
  • 5 類感染症:百日咳5 例。

全数把握対象疾患累積報告数(2019年第1週〜43週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は499 人(定点当たり14.3)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと手足口病で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は108 人(1.8)で、前週比300%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.12)の約15.3 倍である。高千穂(8.5)、都城(3.2)、宮崎市(2.6)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【伝染性紅斑】

報告数は37 人(1.0)で、前週比137%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.30)の約3.4 倍である。延岡(3.0)、都城(1.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

マイコプラズマ肺炎:延岡保健所から1 例報告があり、10 歳代であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第42週の発生動向

全数報告の感染症(全国第42週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比84%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はなく、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病であった。

インフルエンザの報告数は3,550 人(0.72)で前週比80%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.18)の約4.0 倍である。沖縄県(13.6)、鹿児島県(2.2)、佐賀県(1.8)からの報告が多く、年齢群別では10 歳未満が全体の約半数を占めている。

伝染性紅斑の報告数は1,385 人(0.44)で前週比81%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.24)の約1.8 倍である。大分県(1.3)、福岡県(1.2)、香川県(0.89)からの報告が多く、年齢群別では3〜6 歳が全体の約6 割を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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