• インフルエンザ（定点把握対象）
  第1週（12/31〜1/6）の定点当たりの報告数は13.57と、今シーズン初めて流行注意報レベル基準値(10.0)を超えました。昨シーズンと比較して3週間遅くなっています。詳細後述。
  

• 1類感染症：報告なし。
• 2類感染症：結核1例。
• 3類感染症：報告なし。
• 4類感染症：つつが虫病4例。
• 5類感染症：アメーバ赤痢1例、カルバペネム耐性腸内細菌感染症1例、梅毒1例、百日咳10例。

( 　 )内は今週届出分、再掲

( 　 )内は今週届出分、再掲

• 第52週
  定点医療機関からの報告総数は974人(定点あたり25.2）で、前週比81％と減少した。前週（第51週）に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は伝染性紅斑と感染性胃腸炎である。
• 第1週
  定点医療機関からの報告総数は1,173人(定点あたり26.9)で、前週比107％と増加した（年末年始の休診含む）。前週（第52週）に比べ増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患はＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病である。
  

【インフルエンザ】
報告数は787人(13.6)で、前週(第52週)比232％と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値＊(20.3)の約0.7倍である。高千穂(27.0)、都城(24.4)保健所からの報告が多く、年齢別では10歳未満が全体の約4割を占めた。

＊過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

• 第52週
  報告なし。
• 第1週
  報告なし。

○麻疹疑いの患者1名と風疹疑いの患者1名からパルボウイルスB19（PVB19)が検出された。PVB19は伝染性紅斑の起因ウイルスである。伝染性紅斑は小児に多くみられ、予後良好であることが多い。しかし、不顕性感染からの感染や、妊婦が感染すると流産したり胎児水腫を起こすため注意が必要である。現在、本県で伝染性紅斑の大きな流行はみられていないが、全国的に報告数が増加しているため、今後の動向に注意が必要である。

• 第51週
  定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比128％と増加した。なお、前週と比較して増加した疾患はインフルエンザと水痘で、減少した主な疾患はヘルパンギーナと手足口病である。
  インフルエンザの報告数は39,589人(8.1)で、前週比240％と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値＊(7.7)の約1.1倍である。愛知県(23.6)、北海道(22.7)からの報告が多く、年齢別では5〜9歳が全体の約3割を占めた。
• 第52週
  定点医療機関あたりの患者報告総数は前週（第51週）比94％と減少した。なお、第52週に増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は手足口病とＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎である。
  インフルエンザの報告数は54,517人(11.2)で、前週(第51週)比139％と増加した。なお、例年同時期の定点当たり平均値＊(9.7)の約1.2倍である。北海道(32.1)、愛知県(30.5)、岐阜県(20.3)からの報告が多く、年齢別では5〜9歳が全体の約3割を占めた。

＊ 過去5年間の当該週、前週、後週（計15 週）の平均値

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宮崎県感染症週報2018年第52号・2019年第1号（PDFファイル / 508KB）

宮崎県内の患者発生状況（定点把握対象疾患（週報）（PDFファイル / 672KB）

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