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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第2号

第22巻第2号[宮崎県2週(1/6〜1/12)全国第52週(12/23〜12/29)第1週(12/30〜1/5)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第2週の発生動向

全数報告の感染症(2週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2 類感染症:結核8 例。
  • 3 類感染症:報告なし。
  • 4 類感染症:つつが虫病6 例。
  • 5 類感染症:報告なし。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜2週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は2,065 人(定点当たり42.8)で、前週比173%と増加した(年末年始含む)。なお、前週に比べ増加した疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はなかった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は1,454 人(24.6)で、前週比145%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(37.8)の約0.7 倍であった。都城(39.7)、延岡(38.4)、日南(30.6)保健所からの報告が多く、年齢群別では10 歳未満が全体の約4 割を占めた。

 

【感染性胃腸炎】

報告数は347 人(9.6)で、前週比275%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(10.8)の約0.9 倍であった。中央(22.0)、小林(17.7)、都城(13.2)保健所からの報告が多く、年齢群別では3 歳未満が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

感染性胃腸炎(ロタウイルス):日向保健所より1 例報告があり、年齢は0〜4 歳で病原体の群別は不明であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2019年第52週、2020年第1週の発生動向

全数報告の感染症
第52週

第1週

定点把握の対象となる5類感染症
第52週

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週(第51 週)比103%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病であった。

インフルエンザの報告数は115,002 人(23.2)で前週比110%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(11.7)の約2.0 倍であった。山口県(38.4)、秋田県(33.6)、大分県(30.8)からの報告が多く、年齢群別では10 歳未満が全体の約半数を占めた。

第1週

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週(第52 週)比47%と減少した(年末年始の休診含む)。なお、前週と比較して増加した疾患はなく、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。

インフルエンザの報告数は64,553 人(13.9)で前週比60%と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(16.7)の約0.8 倍であった。秋田県(45.2)、岐阜県(40.8)、鳥取県(26.3)からの報告が多く、年齢群別では15 歳未満が全体の約4 割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

次回の感染症週報は、1 月22 日発出となります。 ご了承ください。

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