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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第5号

第22巻第5号[宮崎県5週(1/27〜2/2)全国第4週(1/20〜1/26)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第5週の発生動向

全数報告の感染症(5週までに新たに届出のあったもの)
  • 1 類感染症:報告なし。
  • 2 類感染症:結核4 例。
  • 3 類感染症:報告なし。
  • 4 類感染症:レジオネラ症1 例。
  • 5 類感染症:百日咳1 例。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜5週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は2,020 人(定点当たり44.4)で、前週比80%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と手足口病、減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は1,160 人(19.7)で、前週比64%と減少しており、例年同時期の定点当たり平均値*(47.1)の約0.4 倍であった。小林 (37.0)、中央(33.5)、延岡(24.3)保健所からの報告が多く、年齢群別では10 歳未満が全体の約半数を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は592 人(16.4)で、前週比99%とほぼ横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(10.7)の約1.5倍である。
日南(31.7)、小林(21.7)保健所からの報告が多く、年齢群別では1〜3 歳が全体の約4 割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
  • マイコプラズマ肺炎:宮崎市保健所から1 例報告があり、年齢は5〜9 歳であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和2 年2 月3 日までに検出)

細菌

ウイルス

全国2020年第4週の発生動向

全数報告の感染症(全国第4週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比112%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は特になかった。

インフルエンザの報告数は89,436 人(18.0)で前週比108%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(39.5)の約0.5 倍である。高知県(33.8)、宮崎県(30.6)、長崎県(28.6)からの報告が多く、年齢群別では10 歳未満が全体の約半数を占めている。

感染性胃腸炎の報告数は22,639 人(7.1)で前週比119%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(6.8)の約1.1 倍である。宮崎県(16.6)、福井県(11.6)、香川県(11.4)からの報告が多く、年齢群別では1〜3 歳が全体の約4 割を占めている

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第5週、全国第4週(再掲)》

県内第5週インフルエンザ発生動向

2020 年1 月27 日〜2 月2 日までの1 週間で1,160 人(19.7)の報告があった。前週の約0.6 倍と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(47.1)の約0.4 倍である(図1)。保健所別推移を図2 に示す。年齢群別では5 歳未満が全体の20%、5-9 歳が31%、10-14 歳が23%、15-19 歳が5%、20-59歳が15%、60 歳以上が6%を占めている(図3)

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

全国第4週インフルエンザ発生動向

2020 年1 月20 日〜1 月26 日までの1 週間で89,436 人(18.0)の報告があり、前週の約1.1 倍と増加した。高知県(33.8)、宮崎県(30.6)、長崎県(28.6)からの報告が多かった。年齢群別では5歳未満が全体の18%、5-9 歳が33%、10-14 歳が19%、15-19 歳が4%、20-59 歳が20%、60 歳以上が6%である。

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