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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第6号

第22巻第6号[宮崎県6週(2/3〜2/9)全国第5週(1/27〜2/2)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第6週の発生動向

全数報告の感染症(6週までに新たに届出のあったもの)
  • 1 類感染症:報告なし。
  • 2 類感染症:結核1 例。
  • 3 類感染症:報告なし。
  • 4 類感染症:報告なし。
  • 5 類感染症:百日咳2 例。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜6週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,361 人(定点当たり31.6)で、前週比71%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は614 人(10.4)で、前週比53%と減少し、 例年同時期の定点当たり平均値*(38.1)の約0.3 倍であった。中央(35.0)、延岡(11.0)、日南 (10.2)保健所からの報告が多く、年齢群別では10 歳未満が全体の約6 割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は495 人(13.8)で、前週比84%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(9.9)の約1.4 倍であった。日南(18.0)、高鍋(16.5)、小林(15.3)保健所からの報告が多く、年齢群別では1〜3 歳が全体の約4 割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2020年第5週の発生動向

全数報告の感染症(全国第5週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比87%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。

インフルエンザの報告数は70,076 人(14.1)で前週比78%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(38.0)の約0.4 倍であった。高知県(21.2)、愛知県(19.8)、宮崎県(19.7)からの報告が多く、年齢群別では5〜9 歳が全体の約4 割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は21,947 人(6.9)で前週比97%とほぼ横ばいであったが、例年同時期の定点当たり平均値*(6.4)の約1.1 倍であった。宮崎県(16.4)、香川県(14.5)、大分県(13.0)からの報告が多く、年齢群別では1〜3 歳が全体の約4 割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第6週、全国第5週(再掲)》

県内第6週インフルエンザ発生動向

2 月3 日〜2 月9 日までの1 週間で614 人(10.4)の報告があった。前週の約0.5 倍と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(38.1)の約0.3 倍である(図1)。保健所別推移を図2 に示す。年齢群別では5 歳未満が全体の27%、5-9 歳が30%、10-14 歳が19%、15-19 歳が5%、20-59 歳が15%、60 歳以上が4%を占めている(図3)。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

全国第5週インフルエンザ発生動向

1 月27 日〜2 月2 日までの1 週間で70,076 人(14.1)の報告があり、前週の約0.8 倍と減少した。
高知県(21.2)、愛知県(19.8)、宮崎県(19.7)からの報告が多かった。年齢群別では5 歳未満が全体の18%、5-9 歳が35%、10-14 歳が20%、15-19 歳が4%、20-59 歳が18%、60 歳以上が5%であった。

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