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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第16号

第22巻第16号[宮崎県16週(4/13〜4/19)全国第15週(4/6〜4/12)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第16週の発生動向

全数報告の感染症(16週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核7例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:レジオネラ症1例。
  • 5類感染症:梅毒2例、破傷風1例、百日咳4例。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜16週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は278人(定点当たり8.6)で、前週比99%と横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び水痘で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と伝染性紅斑であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は82人(2.3)で、前週比114%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.9)の約0.8倍であった。日南(8.0)、宮崎市(3.2)、小林(3.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は4〜7歳が全体の約半数を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は115人(3.3)で、前週比89%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(10.4)の約0.3倍であった。小林(8.0)、日向(5.5)、キ城(5.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約4割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

マイコプラズマ肺炎:日向保健所から1例報告があった。年齢は0〜4歳であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2020年第15週の発生動向

全数報告の感染症(全国第15週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比88 %と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は3,970人(1.3)で前週比86%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.3)の約0.6倍であった。鳥取県(4.2)、石川県(3.2)、福岡県(3.0)からの報告が多く、年齢群別では3〜5歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は5,063人(1.6)で前週比86%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.0)の約0.3倍であった。島根県(4.0)、鹿児島県(3.9)、宮崎県(3.7)からの報告が多く、年齢群別では1〜5歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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