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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第17号

第22巻第17号[宮崎県17週(4/20〜4/26)全国第16週(4/13〜4/19)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

※次回の感染症週報は、連休の関係で5月14日発出となります。

宮崎県第17週の発生動向

全数報告の感染症(17週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核8例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎1例。
  • 5類感染症:アメーバ赤痢1例、百日咳2例。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜17週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は266人(定点当たり7.9)で、前週比92%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は伝染性紅斑で、減少した主な疾患は水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は86人(2.5)で、前週比105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.7)の約0.9倍であった。日南(5.7)、宮崎市(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜5歳が全体の約6割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は112人(3.2)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(10.0)の約0.3倍であった。中央(7.0)、日向(5.8)、都城(5.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は0〜3歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告無し。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和2年4月27日までに検出)

細菌

報告なし。

ウイルス

発熱等の症状を呈する新生児からエコーウイルス30型が分離された。エコーウイルスは髄膜炎の流行を起こすことがあり、注意する必要がある。

全国2020年第16週の発生動向

全数報告の感染症(全国第16週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比89%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと伝染性紅斑及びヘルパンギーナであった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は3,420人(1.1)で前週比87%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.6)の約0.4倍であった。新潟県(4.1)、鳥取県(3.3)からの報告が多く、年齢群別では3〜5歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は4,647人(1.5)で前週比92%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.5)の約0.2倍であった。鹿児島県(4.3)、愛媛県(3.8)からの報告が多く、年齢群別では0〜4歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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