• 重症熱性血小板減少症候群（SFTS）
  （全数報告の感染症）の報告が宮崎市保健所管内から1例あった。患者は60歳代の女性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は今年2例目で、累計71例（平成25年3月届出開始以降）となった。

• 1類感染症：報告なし。
• 2類感染症：結核9例。
• 3類感染症：報告なし。
• 4類感染症：重症熱性血小板減少症候群1例、日本紅斑熱1例。
• 5類感染症：水痘（入院例）1例、梅毒1例、播種性クリプトコックス症1例、百日咳3例。

( 　 )内は今週届出分、再掲

( 　 )内は今週届出分、再掲

第18週

定点医療機関からの報告総数は228人(定点あたり6.5）で、前週（第17週）比83％と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患はＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。

第19週

定点医療機関からの報告総数は148人(定点あたり4.2)で、前週（第18週）比65％と減少した（祝祭日の休診含む）。前週に比べ増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。

【Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は29人(0.83)で、前週(第18週)比45％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(2.5)の約0.3倍であった。日南(3.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は5〜6歳が全体の約3割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は74人(2.1)で、前週比76％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(8.9)の約0.2倍であった。中央(5.0)、都城(3.7)、小林(3.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜5歳が全体の約6割を占めた。

＊過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

報告なし。

なし。

なし。

17週

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比83％と減少した。なお、前週と比較して増加した疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザ、Ａ群溶血性レンサ球菌感染症及び感染性胃腸炎であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は2,581人(0.82)で前週比75％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(2.4)の約0.3倍であった。鳥取県(4.0)、新潟県(3.2)からの報告が多く、年齢群別では3〜5歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は3,782人(1.2)で前週比81％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(6.1)の約0.2倍であった。鹿児島県(3.9)、鳥取県(3.4)、宮崎県(3.2)からの報告が多く、年齢群別では0〜4歳が全体の約半数を占めた。

＊ 過去5年間の当該週、前週、後週（計15 週）の平均値

18週

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比82％と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患はＲＳウイルス感染症とＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は1,973人(0.64)で前週比78％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(2.3)の約0.3倍であった。鳥取県(2.3)、新潟県(2.0)、宮崎県(1.9)からの報告が多く、年齢群別では3〜5歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は3,206人(1.0)で前週比86％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(5.7)の約0.2倍であった。鹿児島県(3.8)、宮崎県(2.7)からの報告が多く、年齢群別では0〜4歳が全体の約半数を占めた。

＊ 過去5年間の当該週、前週、後週（計15 週）の平均値

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宮崎県感染症週報2020年第18・19号（PDFファイル / 676KB）

宮崎県内の患者発生状況（定点把握対象疾患（週報）（PDFファイル / 303KB）

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