• 1類感染症：報告なし。
• 2類感染症：結核4例。
• 3類感染症：報告なし。
• 4類感染症：報告なし。
• 5類感染症：急性脳炎1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、百日咳3例。

( 　 )内は今週届出分、再掲

定点医療機関からの報告総数は232人(定点当たり6.4)で、前週比152％と増加した(祝祭日の休診含む)。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱、Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は特になかった。

【Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は51人(1.4)で、前週比171％と増加した。例年同時期の定点当たり平均値＊(2.9)の約0.5倍であった。日南(3.3)、宮崎市(2.3)、中央(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は3〜5歳が全体の約半数を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は115人(3.2)で、前週比151％と増加した。例年同時期の定点当たり平均値＊(9.5)の約0.3倍であった。小林(5.3)、都城、高鍋(5.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜5歳が全体の約6割を占めた。

＊過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

報告なし。

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比68％と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患は咽頭結膜熱、Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は1,178人(0.4)で前週比58％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(2.4)の約0.2倍であった。鳥取県(1.7)、岩手県、長崎県(1.0)からの報告が多く、年齢群別では3〜5歳が全体の約3割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は2,312人(0.7)で前週比71％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(5.7)の約0.1倍であった。鹿児島県(2.2)、宮崎県(2.1)、大分県(1.8)からの報告が多く、年齢群別では1〜4歳が全体の約4割を占めた。

＊ 過去5年間の当該週、前週、後週（計15 週）の平均値

【宮崎県】定点医療機関総数：13
定点医療機関からの報告総数は46人(3.5)で、前月比135％と増加した。また、昨年4月(2.5)の144％であった。

《疾患別》

• 性器クラミジア感染症
  報告数25人(1.9)で、前月と同率、昨年4月の約1.3倍であった。 20歳代が全体の約半数を占めた。(男性13人・女性12人)
• 性器ヘルペスウイルス感染症
  報告数9人(0.69)で、前月の約2.3倍、昨年4月の1.5倍であった。 (男性2人・女性7人)
• 尖圭コンジローマ
  報告数3人(0.23)で、前月及び昨年4月の3倍であった。(女性3人)
• 淋菌感染症
  報告数9人(0.69)で前月の約2.3倍、昨年4月の1.5倍であった。(男性7人、女性2人)

【全国】定点医療機関総数：982
定点医療機関からの報告総数は3,945人(4.0)で、前月比93％と減少した。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,195人(2.2)で前月比91％、性器ヘルペスウイルス感染症741人(0.76)で前月比100％、尖圭コンジローマ423人(0.43)で前月比86％、淋菌感染症586人(0.60)で前月比98％であった。

【宮崎県】　定点医療機関総数：7
定点医療機関からの報告総数は11人(1.6)で、前月と同率であった。また、昨年4月(2.3)の69％であった。

《疾患別》

• メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
  報告数11人(1.6)で、前月と同率、昨年4月の約0.7倍であった。いずれも60歳代以上であった。
• ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
  報告なし。
• 薬剤耐性緑膿菌感染症
  報告なし。

【全国】定点医療機関総数：479
定点医療機関からの報告総数は1,191人(2.5)で、前月比88％と減少した。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,119人(2.3)で前月比92％、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症66人(0.14)で前月比58％、薬剤耐性緑膿菌感染症6人(0.01)で前月比33％であった。

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宮崎県感染症週報2020年第20号（PDFファイル / 611B）

宮崎県内の患者発生状況（定点把握対象疾患（週報）（PDFファイル / 303KB）

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