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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第22号

第22巻第22号[宮崎県22週(5/25〜5/31)全国第21週(5/18〜5/24)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第22週の発生動向

全数報告の感染症(22週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症2例。
  • 4類感染症:日本紅斑熱1例
  • 5類感染症:報告なし。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜22週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は284人(定点当たり7.9)で、前週比117%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は水痘、咽頭結膜熱及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は66人(1.8)で、前週比143%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.3)の約0.6倍であった。宮崎市(3.8)、高鍋(3.3)、日南(2.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【感染性胃腸炎】

報告数は127人(3.5)で、前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(9.4)の約0.4倍であった。小林(6.7)、中央(6.0)、都城(5.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜3歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2020年第21週の発生動向

全数報告の感染症(全国第21週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比98%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はヘルパンギーナで、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と伝染性紅斑であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は1,686人(0.5)で前週比93%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.1)の約0.2倍であった。鳥取県(2.4)、長崎県(1.9)からの報告が多く、年齢群別では3〜5歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は3,602人(1.1)で前週比104%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(6.9)の約0.2倍であった。宮崎県(3.4)、大分県(2.6)、鹿児島県(2.4)からの報告が多く、年齢群別では1〜3歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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