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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第23号

第22巻第23号[宮崎県23週(6/1〜6/7)全国第22週(5/25〜5/31)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第23週の発生動向

全数報告の感染症(23週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症:E型肝炎1例。
  • 5類感染症:報告なし。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜23週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は317人(定点当たり8.8)で、前週比112%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は92人(2.6)で、前週比139%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.2)の約0.8倍であった。宮崎市(5.2)、高鍋(3.3)、日南(3.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は4〜7歳が全体の約半数を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は142人(3.9)で、前週比112%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(8.8)の約0.5倍であった。小林(8.7)、中央(7.0)、日南(6.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜2歳が全体の約3割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和2年6月9日までに検出)

細菌

ウイルス

報告なし。

全国2020年第22週の発生動向

全数報告の感染症(全国第22週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比113%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は、感染性胃腸炎、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は水痘及び流行性耳下腺炎であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は1,958人(0.6)で前週比117%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.1)の約0.2倍であった。鳥取県(2.3)、岩手県、鹿児島県(1.9)からの報告が多く、年齢群別では3〜5歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は4,115人(1.3)で前週比114%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.7)の約0.2倍であった。宮崎県(3.5)、鹿児島県(3.1)からの報告が多く、年齢群別では1〜3歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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