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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第29号

第22巻第29号[宮崎県29週(7/13〜7/19)全国第28週(7/6〜7/12)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第29週の発生動向

全数報告の感染症(29週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核6例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎1例。
  • 5類感染症:後天性免疫不全症候群1例。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜29週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は402人(定点当たり11.9)で、前週比106%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は特になかった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は139人(3.9)で、前週比109%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約2.1倍であった。延岡(15.5)、日南(7.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約半数を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は159人(4.4)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(6.2)の約0.7倍であった。小林(9.7)、日南(8.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約3割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和2年7月20日までに検出)

細菌

ウイルス

報告なし。

全国2020年第28週の発生動向

全数報告の感染症(全国第28週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比105%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は、水痘とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は特になかった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は3,130人(1.0)で前週比108%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.2)の約0.4倍であった。宮崎県(3.5)、鳥取県(3.2)、福岡県(3.0)からの報告が多く、年齢群別では3歳から5歳が全体の約3割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は6,862人(2.2)で前週比105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.5)の約0.5倍であった。宮崎県(4.5)、大分県(4.2)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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