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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第33号

第22巻第33号[宮崎県33週(8/10〜8/16)全国第32週(8/3〜8/9)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第33週の発生動向

トピックス

新型コロナウイルス感染症(指定感染症)の報告が33例あった。第32週目までの届出は261例であり、届出総数は294例となった。

全数報告の感染症(33週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例、梅毒1例。


指定感染症(33週までに新たに届出のあったもの)


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜33週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は194人(定点当たり6.1)で、前週比62%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎、ヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は42人(1.2)で、前週比58%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約0.9倍であった。延岡(2.8)、日南(2.7)、宮崎市(1.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【感染性胃腸炎】

報告数は80人(2.3)で、前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.0)の約0.4倍であった。日向、中央(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和2年8月17日までに検出)

細菌

ウイルス

報告なし。

全国2020年第32週の発生動向

全数報告の感染症(全国第32週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比96%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は、RSウイルス感染症と手足口病、ヘルパンギーナで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と流行性耳下腺炎であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は1,940人(0.6)で前週比89%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.2)の約0.5倍であった。福岡県(2.7)、鳥取県(2.3)、宮崎県(2.1)からの報告が多く、年齢群別では2歳から6歳が全体の約6割を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は2,249人(0.7)で前週比159%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.2)の約0.3倍であった。熊本県(8.5)、佐賀県(8.3)、福岡県(5.2)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値


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