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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第36号

第22巻第36号[宮崎県36週(8/31〜9/6)全国第35週(8/24〜8/30)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第36週の発生動向

トピックス

新型コロナウイルス感染症(指定感染症)の報告が2例あった。第35週目までの届出は358例であり、届出総数は360例となった。

全数報告の感染症(36週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:梅毒2例、破傷風1例。


指定感染症(36週までに新たに届出のあったもの)


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜36週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は325人(定点当たり9.3)で、前週比124%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は58人(1.6)で、前週比94%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約1.1倍であった。日南(5.0)、宮崎市(2.8)、延岡(2.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜4歳が全体の約半数を占めた。

【ヘルパンギーナ】

報告数は40人(1.1)で、前週比182%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.9)の約0.6倍であった。日南(3.3)、都城(2.2)、小林(1.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2020年第35週の発生動向

全数報告の感染症(全国第35週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はヘルパンギーナで、減少した主な疾患は咽頭結膜熱、水痘及び手足口病であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は1,639人(0.5)で前週比98%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約0.4倍であった。福岡県(1.9)、鳥取県、宮崎県(1.7)からの報告が多く、年齢群別では3歳から6歳が全体の約半数を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は1,620人(0.5)で前週比124%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約0.4倍であった。佐賀県(5.1)、山口県(4.9)、熊本県(3.5)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値


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