
宮崎県感染症発生動向調査2020年第38号
第22巻第38号[宮崎県38週(9/14〜9/20)全国第37週(9/7〜9/13)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第38週の発生動向
トピックス
新型コロナウイルス感染症(指定感染症)の報告が1例あった。前週までの届出は364例であり、届出総数は365例となった。
全数報告の感染症(38週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:報告なし。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:ウイルス性肝炎1例、水痘(入院例)1例、梅毒2例、破傷風1例。

指定感染症(38週までに新たに届出のあったもの)
全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜38週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は281人(定点当たり7.8)で、前週比108%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はヘルパンギーナと流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は62人(1.7)で、前週比94%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約1.2倍であった。日南(3.7)、延岡(3.0)、宮崎市(2.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は3〜5歳が全体の約4割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は125人(3.5)で、前週比92%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.4)の約0.6倍であった。都城(6.0)、日向(4.3)、中央(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月〜2歳が全体の約4割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
全国2020年第37週の発生動向
全数報告の感染症(全国第37週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比95%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は水痘と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は1,775人(0.6)で前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約0.4倍であった。鳥取県(2.0)、長崎県(1.9)、宮崎県(1.8)からの報告が多く、年齢群別では4歳から6歳が全体の約3割を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は5,935人(1.9)で前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(3.3)の約0.6倍であった。大分県(4.6)、香川県、宮崎県(3.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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