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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第39号

第22巻第39号[宮崎県39週(9/21〜9/27)全国第38週(9/14〜9/20)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第39週の発生動向

全数報告の感染症(39週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:日本紅斑熱4例、レジオネラ症1例。
  • 5類感染症:報告なし。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜39週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は233人(定点当たり6.6)で、前週比85%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は45人(1.3)で、前週比73%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約0.9倍であった。延岡(3.0)、日南(2.7)、宮崎市(1.6)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳が全体の約2割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は106人(2.9)で、前週比85%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.3)の約0.5倍であった。中央(7.0)、都城、日向(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約3割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和2年9月28日までに検出)

細菌

なし。

ウイルス

全国2020年第38週の発生動向

全数報告の感染症(全国第38週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は1,945人(0.6)で前週比113%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約0.5倍であった。鳥取県(2.8)、宮崎県、長崎県、福岡県(1.7)からの報告が多く、年齢群別では4歳から6歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は5,698人(1.8)で前週比98%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(3.1)の約0.6倍であった。大分県(4.0)、香川県(3.8)、宮崎県(3.5)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値


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