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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第42号

第22巻第42号[宮崎県42週(10/12〜10/18)全国第41週(10/5〜10/11)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第42週の発生動向

トピックス

新型コロナウイルス感染症(指定感染症)の報告が1例あった(県内366例目)。年齢は60歳代で、県外の陽性者と接触歴があった。

全数報告の感染症(42週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎1例。
  • 5類感染症:梅毒1例。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜42週)

(   )内は今週届出分、再掲

指定感染症(42週までに新たに届出のあったもの)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は286人(定点当たり9.0)で、前週比117%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は水痘と手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は63人(1.8)で、前週比115%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約1.1倍であった。日南(5.0)、延岡(4.3)、宮崎市(1.9)保健所からの報告が多く、年齢群別は2〜5歳が全体の約4割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

報告数は45人(1.3)で、前週比155%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.8)の約1.6倍であった。宮崎市(2.3)、日向(1.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約7割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:延岡保健所から1例報告があり、年齢は0〜4歳であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2020年第41週の発生動向

全数報告の感染症(全国第41週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比102%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び手足口病で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は2,467人(0.8)で前週比111%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.6)の約0.5倍であった。鳥取県(3.6)、福岡県(2.5)、長崎県(1.6)からの報告が多く、年齢群別では4歳から6歳が全体の約3割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は5,398人(1.7)で前週比99%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(3.3)の約0.5倍であった。大分県(3.6)、福岡県(3.0)、鹿児島県(2.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値


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