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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第44号

第22巻第44号[宮崎県44週(10/26〜11/1)全国第43週(10/19〜10/25)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第44週の発生動向

トピックス

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が延岡保健所管内から1例あった。患者は80歳代の男性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は今年4例目で、累計73例となった。

全数報告の感染症(44週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例。
  • 5類感染症:梅毒1例。


全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜44週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

対象となる5類感染症 ・定点医療機関からの報告総数は318人(定点当たり9.5)で、前週比123%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は73人(2.0)で、前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約1.2倍であった。延岡(6.0)、日南(4.3)、宮崎市(2.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【ヘルパンギーナ】

報告数は30人(0.8)で、前週比125%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.4)の約1.9倍であった。日向(1.8)、宮崎市(1.6)保健所からの報告で、年齢群別は1〜2歳が全体の約8割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

全国2020年第43週の発生動向

全数報告の感染症(全国第43週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症と咽頭結膜熱で減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は2,508人(0.8)で前週比105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.9)の約0.4倍であった。鳥取県(3.8)、福岡県(2.6)、宮崎県(2.0)からの報告が多く、年齢群別では4歳から6歳が全体の約3割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は5,574人(1.8)で前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(4.0)の約0.4倍であった。山形県(5.1)、福岡県(4.0)、大分県(3.5)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値


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