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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第47号

第22巻第47号[宮崎県47週(11/16〜11/22)全国第46週(11/9〜11/15)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第47週の発生動向

トピックス

新型コロナウイルス感染症(指定感染症)の報告が58例あった。前週までの届出は374例であり、届出総数は432例となった。

全数報告の感染症(47週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症:つつが虫病10例。
  • 5類感染症:アメーバ赤痢1例、急性脳炎1例、梅毒2例。


指定感染症(47週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜47週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は328人(定点当たり9.3)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【手足口病】

報告数は49人(1.4)で、前週比114%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.2)の約1.2倍であった。都城(4.2)、日南(4.0)、小林(2.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約9割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

報告数は40人(1.1)で、前週比118%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.2)の約5.9倍であった。中央(8.0)、宮崎市、高鍋(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約9割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和2年11月23日までに検出)

細菌

報告なし。

ウイルス

全国2020年第46週の発生動向

全数報告の感染症(全国第46週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比113%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱、感染性胃腸炎及び流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は2,275人(0.7)で前週比113%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.4)の約0.3倍であった。宮崎県(2.3)、鳥取県(2.2)、福岡県(1.8)からの報告が多く、年齢群別では4歳から6歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は6,567人(2.1)で前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.6)の約0.3倍であった。山形県(8.6)、福岡県(7.6)、佐賀県(4.7)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値


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