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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第48号

第22巻第48号[宮崎県48週(11/23〜11/29)全国第47週(11/16〜11/22)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第48週の発生動向

トピックス

新型コロナウイルス感染症(指定感染症)の報告が70例あり、70例中68例が宮崎市保健所管内からの報告であった。前週までの届出は432例であり、届出総数は502例となった。

全数報告の感染症(48週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核5例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:E型肝炎1例、A型肝炎1例、つつが虫病5例。
  • 5類感染症:梅毒1例。


指定感染症(48週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜48週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は318人(定点当たり9.0)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と水痘で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病及びヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【手足口病】

報告数は41人(1.1)で、前週比84%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.2)と同程度であった。中央(6.0)、日南(4.0)、都城(3.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約6割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

報告数は30人(0.8)で、前週比75%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.2)の約5.0倍であった。中央(6.0)、高鍋(1.8)、宮崎市(1.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約7割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2020年第47週の発生動向

全数報告の感染症(全国第47週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比111%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱、水痘及び手足口病で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は2,543人(0.8)で前週比113%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.5)の約0.3倍であった。鳥取県(2.5)、福岡県(2.3)、宮崎県(2.2)からの報告が多く、年齢群別では4歳から6歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は7,491人(2.4)で前週比114%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.7)の約0.3倍であった。山形県(9.5)、福岡県(9.1)、佐賀県、大分県(6.0)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値


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