所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2020年第51号

※次回の感染症週報は、年末年始のため令和3年1月8日更新となります。

第22巻第51号[宮崎県51週(12/14〜12/20)全国第50週(12/7〜12/13)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第51週の発生動向

トピックス

新型コロナウイルス感染症(指定感染症)の報告が57例あった。前週までの届出は611例であり、届出総数は668例となった。

全数報告の感染症(51週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病8例。
  • 5類感染症:梅毒3例。


指定感染症(51週までに新たに届出のあったもの)

全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜51週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は338人(定点当たり9.8)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、水痘及びヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】

報告数は119人(3.3)で、前週比112%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(14.0)の約0.2倍であった。日南(6.3)、都城(5.3)、高千穂、日向(4.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜2歳が全体の約4割を占めた。

【手足口病】

報告数は60人(1.7)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(0.7)の約2.3倍であった。日南(7.0)、中央(5.0)、高鍋(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳が全体の約4割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和2年12月21日までに検出)

細菌

ウイルス

報告なし。

全国2020年第50週の発生動向

全数報告の感染症(全国第50週)

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比110%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症、咽頭結膜熱及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は2,516人(0.8)で前週比101%とほぼ同程度であった。例年同時期の定点当たり平均値*(3.1)の約0.3倍であった。福岡県、鳥取県(2.4)、宮崎県(2.1)からの報告が多く、年齢群別では3歳から6歳が全体の約半数を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は8,895人(2.8)で前週比117%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(10.7)の約0.3倍であった。熊本県(9.7)、福岡県、佐賀県(9.0)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930