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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2021年第20号

第23巻第20号[宮崎県20週(5/17〜5/23) 全国第19週(5/10〜5/16)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第20週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が高鍋保健所管内からあった。患者は70歳代の男性で、ダニの刺し口があった。県内での報告は、累計82例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が135例あり、2021年の累積報告数は2,094例となった。
全数報告の感染症(20週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例。
  • 5類感染症:梅毒1例、播種性クリプトコックス症1例。


新型インフルエンザ等感染症(20週までに新たに届出のあったもの)

○新型コロナウイルス感染症135例:
保健所別、年齢別報告数は表のとおりで、主な症状は発熱、咳、全身倦怠感、嗅覚・味覚障害等であった。

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第20週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は477人(定点当たり13.7)で、 前週比134%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症、感染性胃腸炎及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は特になかった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は112人(3.1)で、前週比200%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.17)の約18.7倍であった。日向(9.3)、延岡(8.8)、高鍋(5.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約8割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は240人(6.7)で、前週比119%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.8)の約0.9倍であった。都城(12.7)、中央(12.0)、小林(10.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

 病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和3年5月24日までに検出)

 細菌

 ウイルス

なし。

全国2021年第19週の発生動向

全数報告の感染症

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週(祝祭日の休診含む)比160%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱、感染性胃腸炎、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は特になかった。

RSウイルス感染症の報告数は3,141人(1.0)で前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.17)の約6.0倍であった。山口県(4.4)、石川県(3.9) 、奈良県(3.4)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は12,351人(3.9)で前週比180%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.8)の約0.8倍であった。高知県(15.4)、愛媛県(10.9)、香川県(8.4)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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