
宮崎県感染症発生動向調査2021年第31号
第24巻第31号[宮崎県31週(8/2〜8/8) 全国第29週(7/26〜8/1)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第31週の発生動向
トピックス
- 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が246例あり、2021年の累積報告数は2,631例となった。
全数報告の感染症(31週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核3例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:日本紅斑熱1例。
- 5類感染症:水痘(入院例)1例、梅毒2例。

新型インフルエンザ等感染症(31週までに新たに届出のあったもの)
全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第31週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は413人(定点当たり12.3)で、前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は水痘、手足口病及び流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症、咽頭結膜熱及び感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は56人(1.6)で、前週比127%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約0.9倍であった。延岡(9.0)、日南(4.3)、高千穂(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約6割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は183人(5.1)で、前週比88%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.6)の約0.9倍であった。日南(10.7)、小林(7.3)、都城(7.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約4割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
全国2021年第30週の発生動向
全数報告の感染症

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週(祝祭日の休診含む)比99%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は感染性胃腸炎、水痘及び手足口病で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。
RSウイルス感染症の報告数は12,694人(4.0)で前週比87%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.69)の約5.9倍であった。徳島県(22.5)、新潟県(11.9)、高知県(11.5)からの報告が多く、年齢群別では0歳から3歳が全体の約9割を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は7,632人(2.4)で前週比117%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.4)の約0.7倍であった。大分県(8.1)、香川県(6.4)、宮崎県(5.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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