
宮崎県感染症発生動向調査2021年第37号
第24巻第37号[宮崎県37週(9/13〜9/19) 全国第36週(9/6〜9/12)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第37週の発生動向
トピックス
- 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が109例あり、2021年の累積報告数は5,189例となった。
全数報告の感染症(37週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核5例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:日本紅斑熱1例、レジオネラ症1例。
- 5類感染症:梅毒2例。

新型インフルエンザ等感染症(37週までに新たに届出のあったもの)
全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第37週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は427人(定点当たり12.7)で、前週比88%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎とヘルパンギーナであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【手足口病】
報告数は136人(3.8)で、前週比105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.2)の約3.3倍であった。日向(13.8)、高鍋(8.3)、延岡(6.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から3歳が全体の約9割を占めた。
【ヘルパンギーナ】
報告数は68人(1.9)で、前週比53%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約1.3倍であった。延岡(9.5)、日向(4.3)、中央(1.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から2歳が全体の約7割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
全国2021年第36週の発生動向
全数報告の感染症

※新型コロナウイルス感染症の全国の報告数について、現在、発生届の報告を新システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS))へ移行中のため、移行が終了するまで掲載を控えさせていただきます。
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比96%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と咽頭結膜熱であった。
RSウイルス感染症の報告数は4,644人(1.5)で前週比79%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.0)の約0.8倍であった。鳥取県(12.4)、新潟県(7.2)、福島県(6.0)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。
手足口病の報告数は2,113人(0.7)で前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.9)の約0.4倍であった。熊本県(7.2)、鹿児島県(4.8)、福岡県(4.3)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約8割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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