• 1類感染症：報告なし。
• 2類感染症：結核3例。
• 3類感染症：報告なし。
• 4類感染症：つつが虫病3例。
• 5類感染症：梅毒3例。
  

( 　 )内は今週届出分、再掲

・定点医療機関からの報告総数は650人(定点当たり18.9)で、前週比111％と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。

【感染性胃腸炎】

報告数は194人(5.4)で、前週比139％と増加した。例年同時期の定点当たり平均値＊(7.8)の約0.7倍であった。小林(13.0)、中央(11.0)、都城(8.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約半数を占めた。

【手足口病】

報告数は304人(8.4)で、前週比93％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(1.3)の約6.4倍であった。小林(20.7)、日南(14.0)、宮崎市(11.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約8割を占めた。

＊過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均

なし。

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比98％とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘で、減少した主な疾患はＲＳウイルス感染症と伝染性紅斑であった。

感染性胃腸炎の報告数は8,416人(2.7)で前週比102％とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値＊(4.0)の約0.7倍であった。熊本県(5.8)、鳥取県、福岡県(5.2)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

手足口病の報告数は4,805人(1.5)で前週比100％と横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値＊(0.98)の約1.5倍であった。宮崎県(9.1)、佐賀県(7.5)、熊本県(6.0)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。

＊ 過去5年間の当該週、前週、後週（計15 週）の平均値

【宮崎県】　定点医療機関総数：13
定点医療機関からの報告総数は34人(2.6)で、前月比97％とほぼ横ばいであった。また、昨年10月(4.2)の約0.6倍であった。

《疾患別》

• 性器クラミジア感染症：報告数18人(1.4)で、前月の約0.9倍、昨年10月の約0.6倍であった。
  20歳代が全体の約6割を占めた。(男性7人・女性11人)
  
• 性器ヘルペスウイルス感染症：報告11人(0.85)で、前月の約1.6倍、昨年10月の約1.4倍であった。(男性2人・女性9人)
• 尖圭コンジローマ：報告数3人(0.23)で、前月の3.0倍、昨年10月と同率であった。(女性3人)
  
• 淋菌感染症：報告数2人(0.15)で前月の約0.3倍、昨年10月の約0.2倍であった｡(男性1人・女性1人)
  

【全国】
定点医療機関からの報告総数は4,760人(4.9)で、前月比104％とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,559人(2.6)で前月比101％、性器ヘルペスウイルス感染症773人(0.79)で前月比105％、尖圭コンジローマ504人(0.51)で前月比111％、淋菌感染症924人(0.94)で前月比111％であった。

【宮崎県】　定点医療機関総数：7
定点医療機関からの報告総数は17人(2.4)で、前月比121％と増加した。また、昨年10月(1.5)の155％であった。

《疾患別》

• メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症：報告数16人(2.3)で、前月の約1.2倍、昨年10月の約1.5倍であった。70歳以上が全体の約8割を占めた。
• ペニシリン耐性肺炎球菌感染症：報告数1人(0.14)であった｡(前月及び昨年10月報告なし)
• 薬剤耐性緑膿菌感染症 ：報告なし｡
  

【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,286人(2.7)で、前月比101％とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,203人(2.5)で前月比100％、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症64人(0.13)で前月比108％、薬剤耐性緑膿菌感染症19人(0.04)で前月比100％であった。

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宮崎県感染症週報2021年第45号（PDFファイル / 617KB）

宮崎県内の患者発生状況（定点把握対象疾患（週報）（PDFファイル / 313KB）

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