
宮崎県感染症発生動向調査2021年第46号
第24巻第46号[宮崎県46週(11/15〜11/21) 全国第45週(11/8〜11/14)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第46週の発生動向
全数報告の感染症(46週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核2例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症4例。
- 4類感染症:つつが虫病5例、レジオネラ症1例。
- 5類感染症:報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第46週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は535人(定点当たり15.3)で、前週比81%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】
報告数は170人(4.7)で、前週比88%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(8.6)の約0.6倍であった。中央(16.0)、小林(11.3)、日南(7.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から2歳が全体の約4割を占めた。
【手足口病】
報告数は230人(6.4)で、前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約4.9倍であった。都城(12.2)、宮崎市(8.5)、日南(7.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約8割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和3年11月22日までに検出)
細菌
ウイルス
全国2021年第45週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比107%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱、感染性胃腸炎及び水痘で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。
感染性胃腸炎の報告数は10,127人(3.2)で前週比120%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.9)の約0.7倍であった。熊本県(7.1)、大分県(6.6)、鳥取県(6.2)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。
手足口病の報告数は4,392人(1.4)で前週比91%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.89)の約1.6倍であった。宮崎県(8.4)、佐賀県(6.4)、香川県(5.4)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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