
宮崎県感染症発生動向調査2022年第12号
第24巻第12号 [宮崎県第12週(3/21〜3/27) 全国第11週(3/14〜3/20)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
令和4年第12週の発生動向
トピックス
- 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が1,421例あり、2022年の累積報告数は18,399例となった。
全数報告の感染症(12週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核1例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:梅毒3例、百日咳8例。

新型インフルエンザ等感染症(12週に新たに届出のあったもの)
○新型コロナウイルス感染症1,421例:保健所、年齢別報告数及び主な症状は表のとおりであった。

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第12週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は287人(定点当たり8.0)で、前週比68%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】
報告数は54人(1.5)で、前週比62%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)とほぼ同率であった。延岡(8.3)保健所からの報告が多く、年齢群別はすべて4歳以下であった。
【感染性胃腸炎】
報告数は188人(5.2)で、前週比73%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.7)の約0.7倍であった。都城(8.5)、小林(6.7)、日南、日向(6.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約6割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和4年3月28日までに検出)
細菌
ウイルス
全国2022年第11週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比96%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。
RSウイルス感染症の報告数は565人(0.18)で前週比95%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(0.39)の約0.5倍であった。宮崎県(2.4)、富山県(1.9)、愛媛県(0.9)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は11,038人(3.6)で前週比94%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.4)の約0.8倍であった。大分県(9.7)、鹿児島県(8.1)、宮崎県(7.1)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
PDFファイルダウンロード