
宮崎県感染症発生動向調査2022年第14号
第24巻第14号 [宮崎県第14週(4/4〜4/10) 全国第13週(3/28〜4/3)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和4年第14週の発生動向
トピックス
- 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が3,632例あり、2022年の累積報告数は24,652例となった。1週当たりの報告数としては、第4週の2,623例を超え過去最多となった。
全数報告の感染症(14週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核1例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:報告なし。

新型インフルエンザ等感染症(14週に新たに届出のあったもの)
○新型コロナウイルス感染症3,632例:保健所、年齢別報告数及び主な症状は表のとおりであった。

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第14週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は341人(定点当たり9.5)で、前週比108%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】
報告数は63人(1.8)で、前週比109%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.9)の約0.9倍であった。延岡(6.5)、高鍋(4.3)、日向(1.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は2歳以下が約8割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は238人(6.6)で、前週比131%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.2)の約0.9倍であった。都城(18.2)、日向(6.5)、日南(6.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約6割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和4年4月11日までに検出)
細菌
ウイルス
全国2022年第13週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比105%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は水痘、伝染性紅斑及び流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は特になかった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は683人(0.22)で前週比110%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約0.1倍であった。鳥取県(1.2)、新潟県(0.98)、富山県(0.66)からの報告が多く、年齢群別では3歳から6歳が全体の約半数を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は8,793人(2.8)で前週比101%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(3.9)の約0.7倍であった。愛媛県(6.8)、大分県(6.4)、鹿児島県(5.7)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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