第24巻第17号[宮崎県第17週(4/25〜5/1) 全国第16週(4/18〜4/24)]
第24巻第18号[宮崎県第18週(5/2〜5/8) 全国第17週(4/25〜5/1)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
・定点医療機関からの報告総数は303人(定点当たり8.7)で、前週比92%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。
・定点医療機関からの報告総数は206人(定点当たり6.3)で、前週比72%と減少した(祝祭日の休診含む)。なお、前週に比べ増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患は咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。
【RSウイルス感染症】
報告数は32人(0.89)で、前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.77)の約1.2倍であった。高鍋(4.0)、日向(2.0)、延岡(1.3)、宮崎市(0.3)保健所から報告があり、年齢群別は2歳以下が全体の約8割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は138人(3.8)で、前週比65%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.7)の約0.6倍であった。都城(8.5)、日向(4.8)、宮崎市(3.4)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約半数を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

第16週
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比115%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱、手足口病及び流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は特になかった。
咽頭結膜熱の報告数は322人(0.10)で前週比143%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.29)の約0.3倍であった。山形県(0.28)、新潟県(0.26)、高知県、宮崎県、鹿児島県(0.25)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は12,849人(4.1)で前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.0)の約0.8倍であった。大分県(9.4)、富山県(8.2)、山形県(7.5)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。
第17週
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比93%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と流行性耳下腺炎であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は738人(0.24)で前週比83%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約0.1倍であった。鳥取県(0.89)、福岡県(0.77)、新潟県(0.68)からの報告が多く、年齢群別では2歳から5歳が全体の約半数を占めた。
感染性胃腸炎報告数は11,488人(3.7)で前週比91%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.5)の約0.8倍であった。大分県、富山県(7.7)、山形県(6.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値