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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2022年第20号

第24巻第20号 [宮崎県第20週(5/16〜5/22) 全国第19週(5/9〜5/15)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和4年第20週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が延岡保健所管内からあった。患者は80歳代の男性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は、累計91例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が3,198例あり、2022年の累積報告数は43,899例となった。
全数報告の感染症(20週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群1例。
  • 5類感染症:後天性免疫不全症候群1例、梅毒1例。


新型インフルエンザ等感染症(20週に新たに届出のあったもの)

○新型コロナウイルス感染症3,198例:保健所、年齢別報告数及び主な症状は表のとおりであった。

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第20週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は304人(定点当たり8.4)で、前週比135%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は特になかった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は48人(1.3)で、前週比209%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.67)の約2.0倍であった。高鍋(4.8)、延岡(3.5)、日向(3.3)、宮崎市(0.20)保健所からの報告で、年齢群別は6ヵ月から3歳が占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は204人(5.7)で、前週比135%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(7.2)の約0.8倍であった。日南(14.0)、小林(9.3)、中央(8.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和4年5月23日までに検出)

細菌

なし

ウイルス

なし

全国2022年第19週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週(祝祭日の休診含む)比147%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎及び流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。

咽頭結膜熱の報告数は553人(0.18)で前週比164%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.37)の約0.5倍であった。佐賀県(0.78) 、鹿児島県(0.70)、新潟県(0.49)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約9割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は13,021人(4.2)で前週比157%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.3)とほぼ同率であった。大分県(8.2)、鹿児島県(7.7)、富山県(6.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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