所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2022年第29号

第24巻第29号 [宮崎県第29週(7/18〜7/24) 全国第28週(7/11〜7/17)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和4年第29週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が10,431例あり、先週(6,747例)の約1.5倍となった。2022年の累積報告数は74,239例となった。1週当たりの報告数としては、先週の6,747例を超え過去最多となった。
全数報告の感染症(29週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:報告なし。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:水痘(入院例)1例、梅毒2例。


新型インフルエンザ等感染症(29週に新たに届出のあったもの)

○新型コロナウイルス感染症10,431例:保健所、年齢別報告数及び主な症状は表のとおりであった。

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第29週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は314人(定点当たり9.1)で、前週比90%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、水痘及び手足口病で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱、感染性胃腸炎及びヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】

報告数は145人(4.0)で、前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.9)の約0.7倍であった。小林(9.7)、中央(8.0)、日向(6.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から3歳が全体の約6割を占めた。

【手足口病】

報告数は85人(2.4)で、前週比116%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.5)の約0.5倍であった。日南(7.3)、都城(6.8)、小林(2.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約8割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2022年第28週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比110%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザ、RSウイルス感染症、手足口病及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患は咽頭結膜熱であった。

RSウイルス感染症の報告数は7,016人(2.3)で前週比150%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約1.6倍であった。三重県(12.4)、大阪府(6.5)、愛知県(6.0)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。

手足口病の報告数は5,787人(1.9)で前週比132%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(4.3)の約0.4倍であった。新潟県(8.6)、千葉県(6.9)、福井県(4.6)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約8割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930