
宮崎県感染症発生動向調査2022年第34号
第24巻第34号 [宮崎県第34週(8/22〜8/28) 全国第33週(8/15〜8/21)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和4年第34週の発生動向
トピックス
- 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が16,757例あり、先週(19,975例)の約0.8倍となった。2022年の累積報告数は158,696例となった。※詳細は宮崎県新型コロナウイルス感染症特設サイトを御覧ください。
全数報告の感染症(34週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核1例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
- 4類感染症:E型肝炎1例。
- 5類感染症:アメーバ赤痢1例、梅毒7例。

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第34週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は263人(定点当たり7.3)で、前週比114%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】
報告数は47人(1.3)で、前週比294%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.9)の約0.5倍であった。高鍋(3.8)、小林、中央(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約9割を占めた。
【手足口病】
報告数は67人(1.9)で、前週比209%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約1.1倍であった。中央(5.0)、宮崎市(3.3)、日南(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から2歳が全体の約7割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和4年8月29日までに検出)
細菌
ウイルス
全国2022年第33週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比97%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザと水痘で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症とヘルパンギーナであった。
RSウイルス感染症の報告数は4,049人(1.3)で前週比82%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)と同程度であった。三重県(4.1)、奈良県(3.2)からの報告が多く、年齢群別では3歳以下が全体の約9割を占めた。
手足口病の報告数は8,396人(2.7)で前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(2.4)の約1.1倍であった。宮城県(7.1)、北海道(7.0)、山形県、新潟県(5.2)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約9割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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