第23巻第52号[宮崎県52週(12/27〜1/2) 全国第51週(12/20〜12/26)]
第24巻第1号 [宮崎県1週 (1/3〜1/9) 全国第52週(12/27〜1/2)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
・定点医療機関からの報告総数は442人(定点当たり13.0)で、前週比69%と減少した(年末年始含む)。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と水痘で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と手足口病であった。
・定点医療機関からの報告総数は495人(定点当たり14.3)で、前週(年末年始含む)比110%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
【RSウイルス感染症】
報告数は47人(1.3)で、前週比82%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.60)の約2.2倍であった。日南(3.3)、宮崎市(3.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は2歳以下が全体の約9割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は300人(8.3)で、前週比171%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.3)の約0.9倍であった。高鍋(14.3)、都城(11.8)、小林(9.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約半数を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

第51週
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比102%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症と咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。
感染性胃腸炎の報告数は24,558人(7.8)で前週比105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(8.6)の約0.9倍であった。兵庫県(13.0)、奈良県、熊本県(12.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。
手足口病の報告数は2,731人(0.87)で前週比87%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.45)の約1.9倍であった。島根県(6.1)、鹿児島県(5.5)、徳島県(3.0)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。
第52週
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比54%と減少した(年末年始含む)。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、手足口病及びヘルパンギーナであった。
感染性胃腸炎の報告数は12,859人(4.1)で前週比53%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.4)の約0.7倍であった。熊本県(8.5)、大分県(6.6)、愛媛県(6.1)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。
手足口病の報告数は1,440人(0.46)で前週比53%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.30)の約1.5倍であった。島根県(3.9)、鹿児島県(2.9)、沖縄県(1.9)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約8割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値