
宮崎県感染症発生動向調査2023年第4号
第25巻第4号 [宮崎県第4週 (1/23〜1/29) 全国第3週(1/16〜1/22)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和5年第4週の発生動向
トピックス
- 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が4,107例あり、先週(7,574例)の約0.5倍であった。2023年の累積報告数は46,852例となった。※詳細は宮崎県新型コロナウイルス感染症特設サイトを御覧ください。
全数報告の感染症(4週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核1例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:梅毒3例。

全数把握対象疾患累積報告数(2023年第1週〜第4週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は1,465人(定点当たり31.2)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
報告数は939人(16.5)で、前週比94%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(28.9)の約0.6倍であった。延岡(29.7)、高千穂(21.5)、宮崎市(17.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は5歳から9歳が全体の約4割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は439人(12.2)で、前週比104%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(11.1)の約1.1倍であった。中央(19.0)、都城(17.2)、宮崎市(16.9)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約6割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
全国2023年第3週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比130%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症で、減少した主な疾患は水痘であった。
インフルエンザの報告数は47,366人(9.6)で前週比130%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(22.2)の約0.4倍であった。沖縄県(38.8)、福岡県(20.6)、大阪府(20.5)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約6割を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は24,263人(7.7)で前週比134%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.8)の約1.3倍であった。香川県(15.3)、石川県(13.1)、宮崎県(11.7)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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