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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報11号

みずぼうそうとおたふくかぜが増えています。(3月15日〜3月21日)

みずぼうそうの報告が増えています。みずぼうそうにかかると、37〜39度の熱が出て、それと同時に強いかゆみを伴った小さな水ぶくれが全身にできます。水ぶくれは顔や体にできる虫さされのような発疹で始まり、1日で小さな水ぶくれとなり、3〜4日たつと破れて乾き、黒いかさぶたになりかゆみもおさまってきます。人にうつる力が強いので、水ぶくれが完全にかさぶたになるまで外出は控えましょう。

かゆみが強いため子どもはひっかきやすく、そのため、細菌等による感染を起こしやすくなります。爪を短くし、手をきれいにして2次感染をおこさないように注意しましょう。また、肌着は毎日着替えて皮膚を清潔に保ちましょう。

この病気に直接効く薬はなく、かゆみを和らげる塗り薬や解熱剤が処方されます。

おたふくかぜは延岡市、日向市からの報告が多く、警報レベルを超えています。おたふくかぜにかかると、軽い熱が出て耳の下(耳下腺)やあごの下が腫れます。熱は耳下腺が腫れる前からでて、腫れがピークになるころまで続きます。高熱や頭痛、嘔吐など症状があるときは重い合併症も考えられますので、すぐに診察してもらいましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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