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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報13号

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)に注意しましょう。(3月29日〜4月4日)

嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)の報告数は減少していましたが、今週また増加してきました。地域別では小林市、都城市周辺からの報告が多く、警報レベルを超えています。5歳以下の子どもたちが多く感染しています。

この病気は、ウイルスや細菌などに感染することによっておこる急性の胃腸炎で、嘔吐と下痢が主な症状ですが、熱が出たり、おなかが痛くなることもあります。嘔吐や下痢によって脱水症を起こすことがありますので、水分補給に努めましょう。

感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが最も重要です。トイレの後、調理や食事の前には必ず手を洗いましょう。嘔吐物や便を処理するときには、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、汚物はできるだけペーパータオル等を利用して拭き取りましょう。汚れた床や畳なども漂白剤を染み込ませたペーパータオル等で拭きましょう。下痢等の症状が改善した後も、原因の病原体が便中に排出されることがあるので注意しましょう。

水ぼうそうは延岡市、日南市周辺からの報告が多く、警報レベルを超えています。1歳から4歳の子どもたちが多く感染しています。


宮崎県衛生環境研究所
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